当サイトは、無料 SSL/TLS 証明書発行サービス Let's Encrypt の非公式解説サイトです。
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Let's Encrypt の概要

Let's Encrypt は、無料で利用できる自動化されていてオープンな認証局(CA)です。公共の利益を図る目的で Internet Security Research Group (ISRG) が運営しています。

Let's Encrypt の基本方針

Let's Encrypt の基本方針は、下記の通りです。

1. 無料

ドメイン名を所持している人であれば、Let's Encrypt を使うことで、誰でも信頼された証明書を無料で取得できます。

2. 運用自動化

ウェブサーバ上で動作しているソフトウェアが、面倒な手間無しに Let's Encrypt から証明書を取得することができます。

これらの仕組みは、安全に構成されており、証明書の更新も自動化できます。

3. 安全

Let's Encrypt は、認証局(CA)サイドとウェブサイト管理者の安全なサーバ構築の補助の両面から、最先端の TLS を実装したプラットフォームを提供します。

4. 透明性

証明書の発行と失効(revoke)は、公式に記録されます。

これらの記録は一般公開され、誰でも監査することができます。

5. オープン

証明書の自動発行・更新プロトコルは、不特定多数が採択可能なオープン標準(Open Standard)として公表されています。

6. 助け合い・協力

Let's Encrypt は、下層のインターネット・プロトコルのようなコミュニティの利益のための共同の取り組みであって、1つの組織によって統制されているものではありません。

Let's Encrypt の技術顧問

Let's Encrypt の技術顧問は、主要な支援団体や、認証局 (CA) ・ 公開鍵基盤 (PKI) の業界における独立した専門家で構成されています。

  • Rich Salz (アカマイ)
  • Joe Hildebrand (シスコ)
  • Jacob Hoffman-Andrews (電子フロンティア財団)
  • J.C. Jones (Mozilla)
  • Russ Housley (独立)
  • Ryan Hurst (独立)
  • Stephen Kent (独立)
  • Karen O’Donoghue (インターネット協会)

Internet Security Research Group

Let's Encrypt を運営している Internet Security Research Group (略称:ISRG) は、アメリカ合衆国カリフォルニア州にある公益法人で、アメリカ合衆国内国歳入法 Section 501(c)(3) による非課税法人として、アメリカ合衆国内国歳入庁 (IRS) による承認を受けています。

インターネットを介した安全な通信を行う際の、経済面・技術面・教育面での障壁を減らすことが、ISRG の使命です。

ISRG は、誰もがより安全なインターネットがに興味を持つことで、公共の利益のためのデジタル基盤を提供する取り組みを一緒に行うことを可能にするという模範を示すことができると信じています。

非営利団体やフォーチュン100企業などの様々な組織からが ISRG をサポートしています。スポンサーの一覧については Current Sponsors (英文) をご覧ください。

現在の役員は下記の通りです。

  • Josh Aas (Mozilla) ―― ISRGエグゼクティブ・ディレクター
  • Stephen Ludin (アカマイ)
  • J. Alex Halderman (ミシガン大学)
  • Jennifer Granick (スタンフォード・ロー・スクール)
  • Laura Thomson (Mozilla)
  • Joe Hildebrand (シスコ)
  • Peter Eckersley (電子フロンティア財団)
  • Alex Polvi (CoreOS)
  • Pascal Jaillon (OVH)
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翻訳記事の出典と留意事項

このページ「Let's Encrypt の概要」は、下記ページの全文を和訳したものです。

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